極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
「はぁ、嫌だ。この聖女会を素性も知れないドブネズミがちょろついてるなんて、まったく不快で仕方ないわ。ねえあなたたち」
「本当よ。やあねえクサくって」「早く自分の巣へ帰りなさいよね」
「っ、あんたら!」
「ポピア! いいから」
アンジェリカと取り巻きから侮蔑され、反応したポピアを精一杯押しとどめる。どうやら彼女たちはすでに妙な噂をばら撒き、私たちの排斥にかかっている様子。手回しの早いことだ。
でも、まだ今の段階では所詮陰口、気分を悪くするくらいだ。むしろこれでこちらから手出ししようものなら、それを口実にアンジェリカは貴族の権利を使ってこちらを強く非難するだろう。問題児のレッテルを貼られ、これ以上孤立するのだけは避けたい。
「ごめんね。でもほっとこう。あの子たちも他の聖女の目があるうちは、嫌味くらいしか言えないわ」
「で、でもさ、あたし悔しいよ。あいつらなんて、親が偉いってだけでろくに働いたこともないくせに自分も偉そうにして! 貴族なんて、大半が親から貰った領地で遊んで暮らしてるだけじゃない。この服もご飯も、どんな人が作ってくれてると思ってんだ!」
ポピアが怒るのも当然だ。この国は聖女がいるおかげで戦争もなく生活も豊かだから、貴族たちも領民の統率や犯罪の対処にそれほど気を払わず、今の立場に座っていられる。そんな環境では、自分たちが選ばれた存在だと思い込んでしまうのも無理はないのかも。
「本当よ。やあねえクサくって」「早く自分の巣へ帰りなさいよね」
「っ、あんたら!」
「ポピア! いいから」
アンジェリカと取り巻きから侮蔑され、反応したポピアを精一杯押しとどめる。どうやら彼女たちはすでに妙な噂をばら撒き、私たちの排斥にかかっている様子。手回しの早いことだ。
でも、まだ今の段階では所詮陰口、気分を悪くするくらいだ。むしろこれでこちらから手出ししようものなら、それを口実にアンジェリカは貴族の権利を使ってこちらを強く非難するだろう。問題児のレッテルを貼られ、これ以上孤立するのだけは避けたい。
「ごめんね。でもほっとこう。あの子たちも他の聖女の目があるうちは、嫌味くらいしか言えないわ」
「で、でもさ、あたし悔しいよ。あいつらなんて、親が偉いってだけでろくに働いたこともないくせに自分も偉そうにして! 貴族なんて、大半が親から貰った領地で遊んで暮らしてるだけじゃない。この服もご飯も、どんな人が作ってくれてると思ってんだ!」
ポピアが怒るのも当然だ。この国は聖女がいるおかげで戦争もなく生活も豊かだから、貴族たちも領民の統率や犯罪の対処にそれほど気を払わず、今の立場に座っていられる。そんな環境では、自分たちが選ばれた存在だと思い込んでしまうのも無理はないのかも。