男装して逃げた先は、生徒会の王子寮でした。
担「月城、困ったことがあったら俺に言え」
その言葉が、少しだけ胸に落ちた。
私は小さく頭を下げる。
『……ありがとうございます』
先生はそれ以上何も言わずに、部屋から出ていった。
扉が閉まり、部屋に残されたのは私と
――生徒会の五人。
空気が重い。
青みがかった髪をした人が口を開く。
「まず言っておく。ここは遊びの寮じゃない。
ルールは守れ。迷惑はかけるな」
私は頷くしかなかった。
『……はい』