男装して逃げた先は、生徒会の王子寮でした。
次に、琉生がソファから立ち上がって、ふわっと近づいてくる。
……距離が近い。
琉「星宮琉生だよ〜。生徒会の書記。よろしくね、凪くん」
星宮先輩は名前を言いながら、私の顔を覗き込むように首を傾げた。
まるで猫が新しいおもちゃを見つけたみたいに。
琉「ねぇ、ほんとに首席なんだよね?すご〜」
『……別に』
短く返すと、星宮先輩はくすっと笑う。
琉「ふふ、冷たい。可愛い〜」
『……』
私は返す言葉を失った。
その空気を切るように、白銀の髪の人が静かに口を開いた。