男装して逃げた先は、生徒会の王子寮でした。
隼「最初からそれができりゃ問題ねぇ」
そして最後に、宗雅と呼ばれていた人が目の前に立った。
その場の空気が、その人の存在だけで引き締まる。
宗「九条宗雅。生徒会長だ」
息を飲み、思わず視線を落とした。
宗「この寮は特別だ。好き勝手はさせない。
だが、守るべきものは守る。……それだけ覚えておけ」
私は小さく頷いた。
『……九条先輩。よろしくお願いします』
九条先輩はそれを聞き、ほんの少しだけ目を細めた。
宗「よし」
朝霧先輩が腕を組んで、満足そうに笑う。