男装して逃げた先は、生徒会の王子寮でした。

次にシャワールーム。

私は足を止めた。


宗「……どうした」

『……』

答えられなかった。

シャワー。風呂。肌。


黒瀬先輩が不審そうに睨む。

隼「おい、まさか風呂嫌いとか言うなよ」


朝霧先輩が軽く笑って空気を緩める。

玲「まぁまぁ。慣れてないだけでしょ」


白石先輩が静かに言った。

冬「……無理しなくていい」


その言葉に、胸が少し痛くなった。

優しくされると、怖い。

< 24 / 82 >

この作品をシェア

pagetop