男装して逃げた先は、生徒会の王子寮でした。
九条先輩は私を見て、命令するように言う。
宗「シャワールームは時間制だ。自分の順番を守れ」
『……はい』
最後に案内されたのは、自習室だった。
机と椅子が並んでいて、静かで、落ち着く匂いがした。
私は思わず息を吐く。
九条先輩がそれを見逃さなかった。
宗「勉強が好きか」
『……人より、得意なだけです』
九条先輩はふっと口元だけで笑った。
宗「そうか」
案内が終わり、私たちはリビングへ戻った。
九条先輩が言う。
宗「ルールをまとめるぞ」