男装して逃げた先は、生徒会の王子寮でした。
琉「……ねぇ、みんな。誰が一番最初に月城凪の心を開かせられるか、勝負しない?」
玲央が笑いながら椅子にもたれかかる。
玲「勝負?面白そうじゃん。みんなはどうする?」
宗雅はリビングの奥で腕を組み、いつもの低い声で答える。
宗「俺は特に何もしない。結果だけ見ればいい」
隼人は眉をひそめて、腕組みのまま舌打ち気味に言った。
隼「……勝手にやれよ。面倒事増やすな」
冬真は窓の外を見ながら小さく吐息を漏らした。
冬「……でも、あの子、少しでも心を開かせるのは難しそうだな」