男装して逃げた先は、生徒会の王子寮でした。

琉生がにやっと笑った。

琉「じゃあ、今日からスタートね〜。まずは様子見で近づいてみようかな〜」


玲央が腕を組んで、片足を組み替えながら言う。

玲「んー、とりあえず俺は笑わせてみるかな。フワッと、軽く、緊張をほぐす感じで」


隼人はちらりと凪のことを思い浮かべて、ぶっきらぼうに言った。

隼「俺は黙って見守る。……もし、必要な時は話す」

琉「お〜?なんだかんだ乗り気じゃ〜ん」

隼「琉生うるせぇ」


冬真は少しだけ顔を曇らせて言う。

冬「……料理とかで心を掴むのもありかもな。無理強いはしないが」


宗雅はその様子を静かに観察しながら、低い声で言った。

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