男装して逃げた先は、生徒会の王子寮でした。

宗「俺は……無理強いせず、守ることを優先する。

勝負だろうと、命令だろうと、揺さぶらせはしない」


琉生が再びくすっと笑う。

琉「つまり今日から、誰が最初に凪くんを笑わせたり、甘えさせたりできるか勝負――ってことだね〜。面白くなりそう!」


玲央が肩をすくめて言った。

玲「さて、どの順番で攻略するかだな」


隼人はぶっきらぼうに言い放つ。

隼「…俺は最後にする。

面倒見なさそうに見せて、必要なときだけ助ける作戦」


冬真が静かに窓の外を見ながら言う。

冬「……凪のペースで心を開かせる。焦らずに」

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