スパダリ救急医はシンデレラと双子ベビーに深愛を注ぐ
「最近は外国人観光客の増加で、この辺りのホテルはどこもいっぱいだ。小さい子どもが快適に過ごせる宿を見つけるのは難しいよ」
「と、とりあえず探してみるから」
理屈はわかるが、彼の家になんて到底無理だ。光莉はスマホからホテル予約サイトを開く。
「ここは満室。こっちは、な、七万円?」
条件の合うホテルは空いていない、やっと見つけたかと思うとあまりにも高額。奏真の指摘どおり、昨今の東京のホテル争奪戦は想像以上に厳しかった。
「ほらね。もし行く場所が決まらなかったら、北斗くんと南斗くんが困る。諦めて、うちにしておきな」
「で、でも柚木くんのご家族に迷惑をかけるわけにはっ」
光莉の台詞に奏真は首をかしげる。
「家族? 俺はひとり暮らしだし、急に訪ねてくる恋人もいない」
「ひとり暮らし?」
どういうことなのだろう。奏真は彼女と結婚したはず。
(破局しちゃったの? 気になるけど……)
自分は詮索しないでもらっているのに、彼の事情だけ聞き出すわけにはいかない。そもそも、一方的に別れを告げた自分が彼のその後を知りたいなど勝手すぎる。
「もちろん、ほかに頼れる恋人でもいるのなら俺は身を引くけど?」
「そんな人は……いないけど」
バレバレの嘘でもいいから「いる」と答えるべきだっただろうか。
「なら、決まりだ。ゲストルームを自由に使っていいから」
「と、とりあえず探してみるから」
理屈はわかるが、彼の家になんて到底無理だ。光莉はスマホからホテル予約サイトを開く。
「ここは満室。こっちは、な、七万円?」
条件の合うホテルは空いていない、やっと見つけたかと思うとあまりにも高額。奏真の指摘どおり、昨今の東京のホテル争奪戦は想像以上に厳しかった。
「ほらね。もし行く場所が決まらなかったら、北斗くんと南斗くんが困る。諦めて、うちにしておきな」
「で、でも柚木くんのご家族に迷惑をかけるわけにはっ」
光莉の台詞に奏真は首をかしげる。
「家族? 俺はひとり暮らしだし、急に訪ねてくる恋人もいない」
「ひとり暮らし?」
どういうことなのだろう。奏真は彼女と結婚したはず。
(破局しちゃったの? 気になるけど……)
自分は詮索しないでもらっているのに、彼の事情だけ聞き出すわけにはいかない。そもそも、一方的に別れを告げた自分が彼のその後を知りたいなど勝手すぎる。
「もちろん、ほかに頼れる恋人でもいるのなら俺は身を引くけど?」
「そんな人は……いないけど」
バレバレの嘘でもいいから「いる」と答えるべきだっただろうか。
「なら、決まりだ。ゲストルームを自由に使っていいから」