スパダリ救急医はシンデレラと双子ベビーに深愛を注ぐ
 奏真と付き合い出してからの三か月で、光莉は以前よりずっと自分を好きになった。

「柚木くん、私を好きになってくれてありがとう」

 彼はふっと、とても幸福そうに目尻をさげた。

「昨日より今日、今日より明日。毎日、どんどん光莉を好きになってく」

 大きな手が光莉の頬を包み、コツンと額がぶつけられた。宝石よりなお美しいその瞳が光莉だけを映している。

「自分がこんなにも恋に溺れるタイプだったとは……想像もしてなかったよ」

 光莉を舞いあがらせる台詞をさらりと告げて、彼はニヤッと唇の端で笑う。

「悔しいから、今夜は……俺が光莉を溺れさせる。息もできないくらいにね」

 豹変、といっても差し支えないかもしれない。奏真は宣言どおり、いつもの紳士的な彼からは予想できない熱さと激しさで光莉を抱きつぶした。
 ざらりとした舌が絡みついてきて、光莉の口内を隅々まで味わい尽くす。奪われているようにも、与えられているようにも感じられた。
 頭が芯から痺れて、心地よく酩酊していく。彼のキスは羞恥心と理性を麻痺させる媚薬そのものだった。

「ふっ、んぁ」

 こぼれる吐息がだんだんと甘い嬌声に変わる。大きな手が光莉の乳房を下からすくいあげてヤワヤワと揉む。指先が先端を意地悪にかすめるたびに、光莉の声音は艶を増した。
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