スパダリ救急医はシンデレラと双子ベビーに深愛を注ぐ
『それはよかった。北斗も南斗も新しい保育園は楽しいか?』
政宗に話を振られると、ふたりは元気いっぱいに声を揃えた。
「たのしい!」
光莉の現在の勤務先『汐浜病院』は、弁護士である政宗のクライアントが口利きしてくれたのだ。東京南部の湾岸エリアではわりと大きな病院で、保育園が隣接されているし、双子が小さいうちは日勤のみというワガママな条件も認めてくれた。
なにより、汐浜病院にはICUがある。
『ICUへの復帰、がんばれよ。応援してるから』
「もちろん。そのために上京したんだもの」
頼りになる政宗のそばを離れて、わざわざ東京に戻ってきたのには理由があった。
(もう一度、夢を追いかけたい)
集中治療室、通称ICUは重篤な患者に対して特別な治療と看護を提供する。最新設備を扱うので常に勉強が必要だし、医師も看護師も体力的にも精神的にも大変な現場だ。
でも、そこで働くのが子どもの頃からの光莉の夢だった。懸命に勉強し、東京の大学に進学。念願叶って、どうにか大学病院のICUナースになれた。
忙しいが充実した日々を送っていたものの、五年前、とある事情で地元の北海道に帰らざるを得なくなり職を辞した。政宗と初めて会ったのもこのときだ。
その後は双子の妊娠が発覚し、育児だけで精いっぱい。
政宗に話を振られると、ふたりは元気いっぱいに声を揃えた。
「たのしい!」
光莉の現在の勤務先『汐浜病院』は、弁護士である政宗のクライアントが口利きしてくれたのだ。東京南部の湾岸エリアではわりと大きな病院で、保育園が隣接されているし、双子が小さいうちは日勤のみというワガママな条件も認めてくれた。
なにより、汐浜病院にはICUがある。
『ICUへの復帰、がんばれよ。応援してるから』
「もちろん。そのために上京したんだもの」
頼りになる政宗のそばを離れて、わざわざ東京に戻ってきたのには理由があった。
(もう一度、夢を追いかけたい)
集中治療室、通称ICUは重篤な患者に対して特別な治療と看護を提供する。最新設備を扱うので常に勉強が必要だし、医師も看護師も体力的にも精神的にも大変な現場だ。
でも、そこで働くのが子どもの頃からの光莉の夢だった。懸命に勉強し、東京の大学に進学。念願叶って、どうにか大学病院のICUナースになれた。
忙しいが充実した日々を送っていたものの、五年前、とある事情で地元の北海道に帰らざるを得なくなり職を辞した。政宗と初めて会ったのもこのときだ。
その後は双子の妊娠が発覚し、育児だけで精いっぱい。