入学先が、急に変更……?変更先に行ったら、そこはなんと男子校でした1

『 突然田舎の高校へ移転……? 』

「 突然田舎の高校へ移転……? 」

そして、僕の人生が狂った。

「ただいま〜。」

呑気に玄関のドアを開け、靴を脱いでリビングに向かう僕。

「…おかえりなさぁい〜。」

天然な母は、少し罪悪感を覚えた顔でそう言った。僕はそれに違和感を感じたが、普通にスルーした。

「……実は萌、」

お父さんまで、昨日の脳天気な笑みはどうしたの?

いつも通りではない今に苛立ちを覚えた。

「入学先を、変えるんだが……。」

気まずそうに目を逸らすお父さん。

僕は正直そんな事どうでも良かった。

絶交した元親友の居る高校に、誰が行きたいと思うのだろうか。

「全然いいよぉ。で、入学先はどこ〜?」

にこっと笑って話題を逸らす。

「孤城境界選高校だよー」

兄がひょっこりと出てくる。

え、何その高校。

聞いた事ないんだけど。

「田舎だが……、ま、まあ見たら驚くさ。」

お父さんが一生懸命説得しようとしてくる。

東京から、田舎に……?

「長野県なの〜。寮生活だけど、安心して〜。」

ボケてる母は一旦無視して、なるほど……

「そして萌には変装でーす」

されるがままに、男装させられていく。

しかも完璧な。ウィッグ、胸の膨らみを隠す物など、次々とセットされていく。

そして、僕の男装が完成した。

「ということで、じゃ、じゃあな……。」

玄関まで半強制的に促され、荷物を持って家族に見送られながら、意味不明の高校転移が始まった。

~~~~ ~~~~
< 2 / 4 >

この作品をシェア

pagetop