君にメノウを贈る時
そんな琥珀に対し、話しかけてくれたのが珊瑚だった。彼女との出会いは中学。珊瑚は琥珀のクラスの委員長だった。
「天花寺くん。数学の課題プリントが提出されていないの君だけなの。私が渡しておくからプリント出して」
にこやかに手を差し出す珊瑚に対し、琥珀は「何お前。母ちゃんかよ」と冷たい態度を取った。その瞬間、珊瑚は琥珀の机を思い切り叩いたのである。
「それはこっちの台詞よ!!いっつも我関せずって態度でグループワークに協力しない!!提出物は出さない!!お礼も謝罪もできない!!失礼すぎるでしょ!!」
今まで琥珀は、誰かに面と向かってぶつかられたことはなかった。衝撃と同時に、琥珀の心が温かくなったのを今でも彼は覚えている。
(人に話しかけられるって、こんなにも嬉しいのか……)
その日、琥珀の世界が大きく変わった。
珊瑚は琥珀に対し、色々と世話を焼いてくれるようになった。誰かに気にかけてもらえることに嬉しさを覚えたものの、琥珀はやはり素直になれなかった。
「天花寺くん。数学の課題プリントが提出されていないの君だけなの。私が渡しておくからプリント出して」
にこやかに手を差し出す珊瑚に対し、琥珀は「何お前。母ちゃんかよ」と冷たい態度を取った。その瞬間、珊瑚は琥珀の机を思い切り叩いたのである。
「それはこっちの台詞よ!!いっつも我関せずって態度でグループワークに協力しない!!提出物は出さない!!お礼も謝罪もできない!!失礼すぎるでしょ!!」
今まで琥珀は、誰かに面と向かってぶつかられたことはなかった。衝撃と同時に、琥珀の心が温かくなったのを今でも彼は覚えている。
(人に話しかけられるって、こんなにも嬉しいのか……)
その日、琥珀の世界が大きく変わった。
珊瑚は琥珀に対し、色々と世話を焼いてくれるようになった。誰かに気にかけてもらえることに嬉しさを覚えたものの、琥珀はやはり素直になれなかった。