虐げられた末に復讐を終えた王女は、世界で一番幸せな王妃となる
「その噂を聞きつけ、やってきたのがムガルバイト様です。母国の評判はあまりよくはありませんでしたが、陛下は快く迎え入れて王城への出入りを許しました」
「兄、様……?」
「はい。第4王子は自らの置かれた状況だけではなく、姫様の境遇を相談されたとか。それを聞いた陛下は酷く心を痛められたのです。何度か、こちらにも妻として娶りたいと文を送っていたのですが……」
エクリーユはなぜリドディエの人となりの話をしていたのに、第4王子の話が出てくるのかと困惑する。
だが、そんなこちらの戸惑いに気づく素振りもなく、テラマは次々と衝撃的な発現を続けた。
「ムガルバイト様が、私に命じたのです。その手紙を処分するようにと……。結局、レべラゼム王国の国王の耳に入ることはありませんでした。それを耳にした陛下は、第5王子にいだく思いを変化させたとか……」
乳母は手紙を捨てろと命じられたが、それを大切に保管していたらしい。
古ぼけた羊皮紙を差し出された第2王女は、恐る恐るその手紙に目を通した。
「兄、様……?」
「はい。第4王子は自らの置かれた状況だけではなく、姫様の境遇を相談されたとか。それを聞いた陛下は酷く心を痛められたのです。何度か、こちらにも妻として娶りたいと文を送っていたのですが……」
エクリーユはなぜリドディエの人となりの話をしていたのに、第4王子の話が出てくるのかと困惑する。
だが、そんなこちらの戸惑いに気づく素振りもなく、テラマは次々と衝撃的な発現を続けた。
「ムガルバイト様が、私に命じたのです。その手紙を処分するようにと……。結局、レべラゼム王国の国王の耳に入ることはありませんでした。それを耳にした陛下は、第5王子にいだく思いを変化させたとか……」
乳母は手紙を捨てろと命じられたが、それを大切に保管していたらしい。
古ぼけた羊皮紙を差し出された第2王女は、恐る恐るその手紙に目を通した。