虐げられた末に復讐を終えた王女は、世界で一番幸せな王妃となる
「みんな、お揃いの服を着ているのね……」
「麻布のワンピースは、平民の一般的な平服だからな」
「そうなの?」
「ああ。ドレスを身に纏う資格があるのは、裕福な家庭に生まれた貴族や王族だけだ」
「だから、私はドレスを纏うことを許されなかったのね……」
平民以下の扱いで充分だと思われていたからこそ、エクリーユは長い間着たきり雀で真新しい服を与えられなかった。
隣国の国民たちが自分よりもいい扱いを受けている姿を目にして悲しそうみ目を伏せた第2王女の姿が、気がかりだったのだろう。
リドディエは絡めた腕に力を込め、半場引き摺るようにしてある場所を目指す。
「リドディエ様……?」
「僕は君に、そんな顔をしてほしくてここへ連れてきたのではない」
「ごめんなさい……。わかっているの。悲しい過去なんて、さっさと忘れなければいけないと……。でも……」
「ああ。だから、今すぐ、つらい思い出を吹き飛ばせるところに行こう」
「それは、一体……」
不思議そうに問いかけるエクリーユにどこへ向かうのかを伝える前に、2人は目的地へ到着した。
「麻布のワンピースは、平民の一般的な平服だからな」
「そうなの?」
「ああ。ドレスを身に纏う資格があるのは、裕福な家庭に生まれた貴族や王族だけだ」
「だから、私はドレスを纏うことを許されなかったのね……」
平民以下の扱いで充分だと思われていたからこそ、エクリーユは長い間着たきり雀で真新しい服を与えられなかった。
隣国の国民たちが自分よりもいい扱いを受けている姿を目にして悲しそうみ目を伏せた第2王女の姿が、気がかりだったのだろう。
リドディエは絡めた腕に力を込め、半場引き摺るようにしてある場所を目指す。
「リドディエ様……?」
「僕は君に、そんな顔をしてほしくてここへ連れてきたのではない」
「ごめんなさい……。わかっているの。悲しい過去なんて、さっさと忘れなければいけないと……。でも……」
「ああ。だから、今すぐ、つらい思い出を吹き飛ばせるところに行こう」
「それは、一体……」
不思議そうに問いかけるエクリーユにどこへ向かうのかを伝える前に、2人は目的地へ到着した。