虐げられた末に復讐を終えた王女は、世界で一番幸せな王妃となる
「とても、綺麗ね……」
「ああ。エクリーユに、よく似合うと思ってな。ずっと、目をつけていた」
「そう、なの?」
「信頼関係がうまく構築されていない状態で指輪を送ったところで、恐怖を感じるだけだろう。髪飾りなどであれば、肌見放さず身につけられる」
「ええ……。これだったら、心配いらないわね」
少女は差し出されたヘアアクセサリーを手に取ると、それを使って右上部につけた。
「どうかしら……?」
「エクリーユの魅力が、何倍にも引き立っている」
「そう……?」
「ええ。先程まで感じた影の薄さが、霧散いたしましたわ!」
エクリーユは遠回しに女性店員から「存在感がない」と言われているような錯覚に陥り、悲しそうに眉を伏せた。
(私だって、第2王女なのに……)
誰かに敬われたいと思うのなら、王族らしい気高さを身につけるべきだ。
(体力づくりだけではなく、リドディエ様が放つ王に相応しきオーラも、勉強しないといけないわね……)
エクリーユはぼんやりと婚約者を見つめながら決意を新たにする。
その様子を見ていたリドディエは、少女に向かって思いも寄らない提案をした。
「ああ。エクリーユに、よく似合うと思ってな。ずっと、目をつけていた」
「そう、なの?」
「信頼関係がうまく構築されていない状態で指輪を送ったところで、恐怖を感じるだけだろう。髪飾りなどであれば、肌見放さず身につけられる」
「ええ……。これだったら、心配いらないわね」
少女は差し出されたヘアアクセサリーを手に取ると、それを使って右上部につけた。
「どうかしら……?」
「エクリーユの魅力が、何倍にも引き立っている」
「そう……?」
「ええ。先程まで感じた影の薄さが、霧散いたしましたわ!」
エクリーユは遠回しに女性店員から「存在感がない」と言われているような錯覚に陥り、悲しそうに眉を伏せた。
(私だって、第2王女なのに……)
誰かに敬われたいと思うのなら、王族らしい気高さを身につけるべきだ。
(体力づくりだけではなく、リドディエ様が放つ王に相応しきオーラも、勉強しないといけないわね……)
エクリーユはぼんやりと婚約者を見つめながら決意を新たにする。
その様子を見ていたリドディエは、少女に向かって思いも寄らない提案をした。