虐げられた末に復讐を終えた王女は、世界で一番幸せな王妃となる
(君はどうしたら、僕に絶対的な信頼を置いてくれるのだろうか……?)
エクリーユの反応を見ている限りでは、自分が狂おしいほどに婚約者へ入れ込んでいることに気づいていないように見える。
それは恐らく、時間が解決してくれるのを待つしかないのだろう。
(しかし、僕たちには……)
2人には残念ながら、そんな悠長なことを言っている暇がなかった。
己と同じか、それ以上に――彼女を愛する絶対的な自信を持つ男が、エクリーユを狙っているからだ。
(早く、君の心が欲しい……)
焦ってはいけない。
いつだって平常心を保ち続けていれば、いつかはきっと彼女が振り向いてくれる。
そう信じたい気持ちと、嫌われてもいいから多少強引に押していかなければ、彼女のハートを射止めることなど難しいのではないかと言う不安が交互に過った。
(エクリーユを想いすぎて、おかしくなってしまいそうだ……)
リドディエは最愛の婚約者を抱きしめる力を強める。
すると、ちょうどいいタイミングで馬車が止まり――扉が開く。
「陛下。到着いたしました」
「ああ。ご苦労だった」
「はっ」
御者に挨拶を終え、少女を起こさないようにしっかりと抱き上げて乗り物から降りる。
エクリーユの反応を見ている限りでは、自分が狂おしいほどに婚約者へ入れ込んでいることに気づいていないように見える。
それは恐らく、時間が解決してくれるのを待つしかないのだろう。
(しかし、僕たちには……)
2人には残念ながら、そんな悠長なことを言っている暇がなかった。
己と同じか、それ以上に――彼女を愛する絶対的な自信を持つ男が、エクリーユを狙っているからだ。
(早く、君の心が欲しい……)
焦ってはいけない。
いつだって平常心を保ち続けていれば、いつかはきっと彼女が振り向いてくれる。
そう信じたい気持ちと、嫌われてもいいから多少強引に押していかなければ、彼女のハートを射止めることなど難しいのではないかと言う不安が交互に過った。
(エクリーユを想いすぎて、おかしくなってしまいそうだ……)
リドディエは最愛の婚約者を抱きしめる力を強める。
すると、ちょうどいいタイミングで馬車が止まり――扉が開く。
「陛下。到着いたしました」
「ああ。ご苦労だった」
「はっ」
御者に挨拶を終え、少女を起こさないようにしっかりと抱き上げて乗り物から降りる。