虐げられた末に復讐を終えた王女は、世界で一番幸せな王妃となる
「和平条約は白紙に戻り、戦争にでもなったら……!」
「心配いらない。うちの兵は、あのような卑怯者たちが暮らす国に負けないほどの武力を誇っている」
「勝ち負けなんて、どうでもいい……。私のせいで、みんなの安全が脅かされるのよ……! そんなの……っ」
リドディエは最愛の少女を安心させるように、優しい言葉をかけた。
「大丈夫だ」
「でも……っ」
「これは君のせいではない。僕があの男と決別した時点で、こうなることは決まっていた」
しかし彼女は、いつまで経っても落ち着きを取り戻す様子がない。
王はエクリーユを抱きしめる力を強めると、少女の目をまっすぐ見つめて告げた。
「エクリーユは僕のものだ。君も、民も、守ってみせる」
「リドディエ様……」
真紅の瞳を潤ませた少女は長い逡巡の末、ぽつりと呟く。
「私もあなたを、好きになりたい……」
それはリドディエが、心の底から欲していたもので――。
彼女は驚く己の唇に狙いを定めると優しく触れるだけの口づけを落とした。
「心配いらない。うちの兵は、あのような卑怯者たちが暮らす国に負けないほどの武力を誇っている」
「勝ち負けなんて、どうでもいい……。私のせいで、みんなの安全が脅かされるのよ……! そんなの……っ」
リドディエは最愛の少女を安心させるように、優しい言葉をかけた。
「大丈夫だ」
「でも……っ」
「これは君のせいではない。僕があの男と決別した時点で、こうなることは決まっていた」
しかし彼女は、いつまで経っても落ち着きを取り戻す様子がない。
王はエクリーユを抱きしめる力を強めると、少女の目をまっすぐ見つめて告げた。
「エクリーユは僕のものだ。君も、民も、守ってみせる」
「リドディエ様……」
真紅の瞳を潤ませた少女は長い逡巡の末、ぽつりと呟く。
「私もあなたを、好きになりたい……」
それはリドディエが、心の底から欲していたもので――。
彼女は驚く己の唇に狙いを定めると優しく触れるだけの口づけを落とした。