虐げられた末に復讐を終えた王女は、世界で一番幸せな王妃となる
「落胤だと勝手に疑い、無能扱いして、先に生まれた私を敬うどころか虐げた。思い通りにならないからって、私を責めるのは止めてくださる? 不愉快だわ」
「無能のくせに……! 生意気な口を聞いてんじゃないわよ!」
しかし、リシーロは姉に謝罪をするどころか逆上した。
エクリーユは呆れたように肩を竦め、ぽつりと呟いた。
「話にならないわね……」
「せっかくわたしと兄様が、婚約者になれた秘密を教えてあげようと思ったのに! もう、知らない!」
このまま会話を続けたところで、埒が明かないと悟ったのだろう。
妹は攻撃の手を緩め、そそくさと尻尾を巻いて逃げ出した。
(小物ね……。リドディエ様の手を借りるまでもなかったわ)
リシーロの去りゆく姿を見送った少女はようやく肩の荷を下ろすと、こちらの様子を不安そうに窺うリドディエに微笑みかけた。
「リドディエ様! 私、1人であの女を撃退出来たわ!」
「ああ……」
第2王女が喜びを最愛の人と共有したくて明るい声を発しても、彼の反応はどうにも芳しくない。
少女は笑みを浮かべるのを止めると、不安そうに小首を傾げた。
「無能のくせに……! 生意気な口を聞いてんじゃないわよ!」
しかし、リシーロは姉に謝罪をするどころか逆上した。
エクリーユは呆れたように肩を竦め、ぽつりと呟いた。
「話にならないわね……」
「せっかくわたしと兄様が、婚約者になれた秘密を教えてあげようと思ったのに! もう、知らない!」
このまま会話を続けたところで、埒が明かないと悟ったのだろう。
妹は攻撃の手を緩め、そそくさと尻尾を巻いて逃げ出した。
(小物ね……。リドディエ様の手を借りるまでもなかったわ)
リシーロの去りゆく姿を見送った少女はようやく肩の荷を下ろすと、こちらの様子を不安そうに窺うリドディエに微笑みかけた。
「リドディエ様! 私、1人であの女を撃退出来たわ!」
「ああ……」
第2王女が喜びを最愛の人と共有したくて明るい声を発しても、彼の反応はどうにも芳しくない。
少女は笑みを浮かべるのを止めると、不安そうに小首を傾げた。