虐げられた末に復讐を終えた王女は、世界で一番幸せな王妃となる
「今日は天気も天気もいいし、せっかくだからお散歩に行きましょうか」
「なぁん」
「姫様。せっかくですから、陛下へ会いに出かけてはいかがでしょうか。今であれば、花壇迷路で庭師と打ち合わせをしている時間ですので……」
「そうね」
エクリーユは乳母の提案を受け入れ、寝室をあとにする。
その結果――花壇迷路の入口へ辿り着く前に、己の安全が脅かされることになると気づくことなく……。
*
「どうしてわたしの言うことが聞けないのよ!?」
耳障りな金切り声を聞くのには、もう馴れてしまった。
(ついに、こんなところまで忍び込むようぬなってしまったのね……)
エクリーユは非常識な妹の行動に呆れてものも言えぬまま、遠くからリシーロと騎士が言い争う声に耳を傾けた。
「陛下のご命令です。アティール王国の第3王女は、けして王城の中へ入れるな、と仰せつかっておりますので……」
「なら、ここにエクリーユを呼んで!」
「できません」
「なんで!?」
リシーロはアティール王国の第3王女だ。
「なぁん」
「姫様。せっかくですから、陛下へ会いに出かけてはいかがでしょうか。今であれば、花壇迷路で庭師と打ち合わせをしている時間ですので……」
「そうね」
エクリーユは乳母の提案を受け入れ、寝室をあとにする。
その結果――花壇迷路の入口へ辿り着く前に、己の安全が脅かされることになると気づくことなく……。
*
「どうしてわたしの言うことが聞けないのよ!?」
耳障りな金切り声を聞くのには、もう馴れてしまった。
(ついに、こんなところまで忍び込むようぬなってしまったのね……)
エクリーユは非常識な妹の行動に呆れてものも言えぬまま、遠くからリシーロと騎士が言い争う声に耳を傾けた。
「陛下のご命令です。アティール王国の第3王女は、けして王城の中へ入れるな、と仰せつかっておりますので……」
「なら、ここにエクリーユを呼んで!」
「できません」
「なんで!?」
リシーロはアティール王国の第3王女だ。