虐げられた末に復讐を終えた王女は、世界で一番幸せな王妃となる
「王城内で姫様に仇なすような不届き者がいるとは到底思えませんが、いつ何が起きてもおかしくはない状態ですので……。恐らく、陛下の命を受けたのでしょう」
「リドディエ様の変わりに、私を守ろうとしてくれたのね?」
「にゃあん」
「ありがとう……」
第2王女は素直に獣へお礼を告げると、小動物を抱きしめる力を強めた。
(この子と指を触れ合わせた直後、異能が目覚めたんですもの……。もしかしたら、それも……?)
ある疑問を解消するため、エクリーユは黒猫を持ち上げて向かい合わせの体制に変化させると、真紅の瞳をじっと見つめて問いかける。
「私が無能ではなくなったのも……。あなたと、陛下のおかげかしら……?」
「んなぁ~」
ゴロゴロと喉を鳴らした動物は瞳を細め、嬉しそうに鳴き声を響かせる。
『その通り!』
そう言っているように聞こえたからだろう。
エクリーユは、この場にはいない彼の姿を思い浮かべて思案する。
(あの方が、私を傷つけるためにここへ連れてきたわけではない……。それはどうやら、本当のようね……)
最初から疑う余地がないほどに優しい瞳で自分を見つめている。
それをしっかりと認識はしていたつもりではあったが、だからといって出会ってすぐさま心を開けるほど少女も馬鹿ではない。
「リドディエ様の変わりに、私を守ろうとしてくれたのね?」
「にゃあん」
「ありがとう……」
第2王女は素直に獣へお礼を告げると、小動物を抱きしめる力を強めた。
(この子と指を触れ合わせた直後、異能が目覚めたんですもの……。もしかしたら、それも……?)
ある疑問を解消するため、エクリーユは黒猫を持ち上げて向かい合わせの体制に変化させると、真紅の瞳をじっと見つめて問いかける。
「私が無能ではなくなったのも……。あなたと、陛下のおかげかしら……?」
「んなぁ~」
ゴロゴロと喉を鳴らした動物は瞳を細め、嬉しそうに鳴き声を響かせる。
『その通り!』
そう言っているように聞こえたからだろう。
エクリーユは、この場にはいない彼の姿を思い浮かべて思案する。
(あの方が、私を傷つけるためにここへ連れてきたわけではない……。それはどうやら、本当のようね……)
最初から疑う余地がないほどに優しい瞳で自分を見つめている。
それをしっかりと認識はしていたつもりではあったが、だからといって出会ってすぐさま心を開けるほど少女も馬鹿ではない。