虐げられた末に復讐を終えた王女は、世界で一番幸せな王妃となる
(見極めないと……。時間を、かけて……。本当に、信頼できる人なのか……)
第2王女の表情が曇ったからだろう。
テラマは恭しく頭を垂れると、改めて姫に忠誠を誓う。
「私は本日より、姫様の側使えを任されました。どうぞ、よろしくお願いいたします」
「あなたが一緒なら、心強いわ……」
「はい! 誠心誠意、姫様をお支えいたします……!」
こうして乳母がそばにいることを許可した直後から、献身的な彼女の世話が始まった。
湯浴みから始まり、髪を整え、食事の準備まで。
自国で暮らしていた頃とは雲泥の差がある高待遇に、第2王女は目を丸くした。
「私はこんなふうな扱いを受けられるほど、高貴な人間では、ないのだけれど……」
「何を仰っておりますか! 姫様はれっきとした、アティール王国の第2王女ですよ?」
「でも……」
「王家の姫たるもの、隣国の王族へ嫁ぐのは当然のことです。今までのことは忘れ、どうぞ心置きなく陛下のご寵愛をお受け取りください」
「あ、い……?」
エクリーユは聞き慣れない単語に、目を丸くした。
誰かに愛を注いでもらう経験など、少女には数えるほどしかなかったからだ。
テラマは少女の反応は織り込み済みだと言わんばかりに、優しく口元を綻ばせて頷いた。
第2王女の表情が曇ったからだろう。
テラマは恭しく頭を垂れると、改めて姫に忠誠を誓う。
「私は本日より、姫様の側使えを任されました。どうぞ、よろしくお願いいたします」
「あなたが一緒なら、心強いわ……」
「はい! 誠心誠意、姫様をお支えいたします……!」
こうして乳母がそばにいることを許可した直後から、献身的な彼女の世話が始まった。
湯浴みから始まり、髪を整え、食事の準備まで。
自国で暮らしていた頃とは雲泥の差がある高待遇に、第2王女は目を丸くした。
「私はこんなふうな扱いを受けられるほど、高貴な人間では、ないのだけれど……」
「何を仰っておりますか! 姫様はれっきとした、アティール王国の第2王女ですよ?」
「でも……」
「王家の姫たるもの、隣国の王族へ嫁ぐのは当然のことです。今までのことは忘れ、どうぞ心置きなく陛下のご寵愛をお受け取りください」
「あ、い……?」
エクリーユは聞き慣れない単語に、目を丸くした。
誰かに愛を注いでもらう経験など、少女には数えるほどしかなかったからだ。
テラマは少女の反応は織り込み済みだと言わんばかりに、優しく口元を綻ばせて頷いた。