クールで無口な先輩、実は天然で優しすぎる。――新人の私がその距離をゼロにするまでの600日
執務室に入り自分の席へ向かう直前、俺は一度だけ彼女の方へ振り返った。
「……よし。……仕事、始めるか」
「はいっ!」
明るい元気な声で返事をして、彼女は小走りで自分の席に向かって行った。
その背中を見送ってから、俺も自分の席に向かう。
デスクに座り、何事もなかったようにパソコンを立ち上げる。
今日も朝からやることは山積みだ。
……ただ、仕事に意識を戻そうとしても、さっき見た彼女の笑顔ばかりが浮かんでくる。
(……駄目だ…。次は、もう少しうまく距離を保とう……)
そんな、できもしない決意を頭の隅へ追いやりながら、俺はキーボードに手を置いた。
「……よし。……仕事、始めるか」
「はいっ!」
明るい元気な声で返事をして、彼女は小走りで自分の席に向かって行った。
その背中を見送ってから、俺も自分の席に向かう。
デスクに座り、何事もなかったようにパソコンを立ち上げる。
今日も朝からやることは山積みだ。
……ただ、仕事に意識を戻そうとしても、さっき見た彼女の笑顔ばかりが浮かんでくる。
(……駄目だ…。次は、もう少しうまく距離を保とう……)
そんな、できもしない決意を頭の隅へ追いやりながら、俺はキーボードに手を置いた。