クールで無口な先輩、実は天然で優しすぎる。――新人の私がその距離をゼロにするまでの600日
#17【先輩視点】もう危なっかしい後輩じゃない。——彼女の成長が嬉しくて、少しだけ苦しい
イベント当日。
俺が現地入りしたのは、開場直後だった。
各所に配置された大型パネル、スタンプラリーの導線、スタッフの配置——昨夜の修羅場が嘘のように、会場は滑らかに動いていた。
スタンプラリーの持ち場を軸に動く彼女と、周囲のメンバーの連携は淀みなかった。チームが一つの生き物のように機能しているのが端から見ていてよく分かる。
(……もう、俺がいる必要はないな)
ひと通りの確認を終えた俺は現場を彼女たちに任せ、他業務のために本社へと戻った。
俺が現地入りしたのは、開場直後だった。
各所に配置された大型パネル、スタンプラリーの導線、スタッフの配置——昨夜の修羅場が嘘のように、会場は滑らかに動いていた。
スタンプラリーの持ち場を軸に動く彼女と、周囲のメンバーの連携は淀みなかった。チームが一つの生き物のように機能しているのが端から見ていてよく分かる。
(……もう、俺がいる必要はないな)
ひと通りの確認を終えた俺は現場を彼女たちに任せ、他業務のために本社へと戻った。