【凛視点】クールで無口な先輩、実は天然で優しすぎる。――新人の私がその距離をゼロにするまでの600日
#6 「今日の会議、図書館みたいだったな」――無口な先輩の天然発言が可愛すぎる件
窓の外の街路樹がすっかり色づいた頃。
定例の朝会は、いつも通り会議室で行われた。
プロジェクトのメンバーが顔を揃えて、進捗を確認して、次のアクションを決める。三十分ほどの、淡々とした会議。
今日は特に大きな動きもなくて、いつもより静かな雰囲気だった。
先輩も、必要なことだけを簡潔に話して、あとは黙ってメモを取っていた。
(……眠そう)
私は、ちらりと先輩の横顔を見た。
いつもと同じ、感情の読めない表情。でも、目の下にうっすらと影があって、まばたきが心なしかゆっくりだった。
残業が続いているのは知っている。昨夜も、私が帰る時間になっても、先輩の席の明かりは点いていた。
(……無理しすぎじゃないかな)
そんなことを考えているうちに、会議が終わった。
「お疲れ様でした」という声とともに、メンバーが立ち上がり、ぞろぞろと会議室を出ていく。
私も資料をまとめながら席を立った。
廊下に出たところで、前を歩く先輩と同僚の声が聞こえてきた。
「……今朝の会議、空気がまるで図書館みたいだったな。落ち着くけど妙に眠くなる感じ」
定例の朝会は、いつも通り会議室で行われた。
プロジェクトのメンバーが顔を揃えて、進捗を確認して、次のアクションを決める。三十分ほどの、淡々とした会議。
今日は特に大きな動きもなくて、いつもより静かな雰囲気だった。
先輩も、必要なことだけを簡潔に話して、あとは黙ってメモを取っていた。
(……眠そう)
私は、ちらりと先輩の横顔を見た。
いつもと同じ、感情の読めない表情。でも、目の下にうっすらと影があって、まばたきが心なしかゆっくりだった。
残業が続いているのは知っている。昨夜も、私が帰る時間になっても、先輩の席の明かりは点いていた。
(……無理しすぎじゃないかな)
そんなことを考えているうちに、会議が終わった。
「お疲れ様でした」という声とともに、メンバーが立ち上がり、ぞろぞろと会議室を出ていく。
私も資料をまとめながら席を立った。
廊下に出たところで、前を歩く先輩と同僚の声が聞こえてきた。
「……今朝の会議、空気がまるで図書館みたいだったな。落ち着くけど妙に眠くなる感じ」