【凛視点】クールで無口な先輩、実は天然で優しすぎる。――新人の私がその距離をゼロにするまでの600日
翌朝、私は熱を出して会社を休んだ。
午前中、ぼんやりとした頭でスマホを見ていると、見慣れたアドレスからメールが届いていた。
『件名:資料の件
本文:資料の件は対応済み。お大事に。』
たった二行。業務連絡のような、素っ気ない文面。
けれど、昨日から彼がくれた「さりげない優しさ」が、その短い文字の奥から溢れ出しているように見えて、視界がふわりと滲んだ。
(……早く元気になろう。会って、ちゃんとお礼が言いたい)
布団の中で、スマホを大切に抱きしめた。
熱のせいだけではない熱さが、胸の奥でいつまでも続いていた。
午前中、ぼんやりとした頭でスマホを見ていると、見慣れたアドレスからメールが届いていた。
『件名:資料の件
本文:資料の件は対応済み。お大事に。』
たった二行。業務連絡のような、素っ気ない文面。
けれど、昨日から彼がくれた「さりげない優しさ」が、その短い文字の奥から溢れ出しているように見えて、視界がふわりと滲んだ。
(……早く元気になろう。会って、ちゃんとお礼が言いたい)
布団の中で、スマホを大切に抱きしめた。
熱のせいだけではない熱さが、胸の奥でいつまでも続いていた。