クールで無口な先輩、実は天然で優しすぎる。――新人の私がその距離をゼロにするまでの600日
#17【凛視点】「この繋がりだけは終わらせたくない」――イベント成功の日、恋は静かに執着へ変わった
会場を埋め尽くす熱気と、眩いばかりのスポットライト。
プロジェクトの集大成であるイベント会場の各所には、朝までオフィスで格闘していた60枚の大型パネルが誇らしげに鎮座していた。
スタンプラリーのチェックポイントを巡るたびに歓声が上がり、会場のあちこちで人だかりができている。
狙い通りだ——そう思うと同時に、胸の奥がじわりと熱くなった。
彼らがSNSにアップする華やかな写真の裏に、数時間前、泥臭くカッターを振るっていた「部長のぼやき」や「先輩の鋭い眼差し」があったことなど、誰も想像すらしないだろう。
徹夜明けの体は鉛のように重く、会場を照らすスポットライトの眩しさがまぶたの裏に焼き付いている。
それでも次々と増えていくSNSの通知と目の前に広がる景色が、疲労を吹き飛ばすような興奮を与えてくれていた。
ハッシュタグの投稿数はすでに想定を超えていた。パネルの前で撮った写真、スタンプラリーのコンプリート報告、会場の熱気をそのまま切り取ったような動画。企画した側の私でさえ、その広がりの速さに息を呑む。
(……この輝きを、先輩が守ってくれたんだ)
華やかなスポットライトの下、誇らしげに佇むパネル。
来場者たちの楽しげな声が響く中、私の視線は、無意識にロゴを追いかけてしまう。
プロジェクトの集大成であるイベント会場の各所には、朝までオフィスで格闘していた60枚の大型パネルが誇らしげに鎮座していた。
スタンプラリーのチェックポイントを巡るたびに歓声が上がり、会場のあちこちで人だかりができている。
狙い通りだ——そう思うと同時に、胸の奥がじわりと熱くなった。
彼らがSNSにアップする華やかな写真の裏に、数時間前、泥臭くカッターを振るっていた「部長のぼやき」や「先輩の鋭い眼差し」があったことなど、誰も想像すらしないだろう。
徹夜明けの体は鉛のように重く、会場を照らすスポットライトの眩しさがまぶたの裏に焼き付いている。
それでも次々と増えていくSNSの通知と目の前に広がる景色が、疲労を吹き飛ばすような興奮を与えてくれていた。
ハッシュタグの投稿数はすでに想定を超えていた。パネルの前で撮った写真、スタンプラリーのコンプリート報告、会場の熱気をそのまま切り取ったような動画。企画した側の私でさえ、その広がりの速さに息を呑む。
(……この輝きを、先輩が守ってくれたんだ)
華やかなスポットライトの下、誇らしげに佇むパネル。
来場者たちの楽しげな声が響く中、私の視線は、無意識にロゴを追いかけてしまう。