クールで無口な先輩、実は天然で優しすぎる。――新人の私がその距離をゼロにするまでの600日
「……『責任は全部俺が持ちます。あいつの可能性を、あんたの保身で潰さないでくれ』……って、……まあ、少しだけ熱くなったかもしれない」
「……わっ、かっこいい……! 先輩、それ、少女漫画のヒーローみたいじゃないですか!」
「……茶化すな。……その後のパネルミスの時、部長、手伝いに来てくれただろ? あれ、実は裏で『ほら見ろ、言わんこっちゃない!』って、かなり絞られてたんだぞ(苦笑)」
「えっ! あの深夜の修正作業……部長がカッター持って手伝ってくれたのって、先輩に『責任取れ!』のついでだったんですか!?」
「ああ。……でも、状況を伝えたら手伝う気満々で。結局最後まで付き合ってくれただろ。……部長、口は悪いが現場の根性には弱いんだよ」
「あはは! じゃあ、私と先輩のコンビに、部長も負けちゃったんですね。……あーあ、そんなに私のこと信じてくれてたんですね。……もう、先輩ってば!」
わざとらしく肩をぶつけるように身を寄せる私。
先輩は「……近い、りんりん」と苦笑しながらも、以前のように突き放す強さはなかった。
(……ふふ。先輩、今日、ガードが甘すぎる……!よしっ この調子で先輩の『壁』、どんどん壊していくぞ!)
「……わっ、かっこいい……! 先輩、それ、少女漫画のヒーローみたいじゃないですか!」
「……茶化すな。……その後のパネルミスの時、部長、手伝いに来てくれただろ? あれ、実は裏で『ほら見ろ、言わんこっちゃない!』って、かなり絞られてたんだぞ(苦笑)」
「えっ! あの深夜の修正作業……部長がカッター持って手伝ってくれたのって、先輩に『責任取れ!』のついでだったんですか!?」
「ああ。……でも、状況を伝えたら手伝う気満々で。結局最後まで付き合ってくれただろ。……部長、口は悪いが現場の根性には弱いんだよ」
「あはは! じゃあ、私と先輩のコンビに、部長も負けちゃったんですね。……あーあ、そんなに私のこと信じてくれてたんですね。……もう、先輩ってば!」
わざとらしく肩をぶつけるように身を寄せる私。
先輩は「……近い、りんりん」と苦笑しながらも、以前のように突き放す強さはなかった。
(……ふふ。先輩、今日、ガードが甘すぎる……!よしっ この調子で先輩の『壁』、どんどん壊していくぞ!)