入学先が、急に変更……?変更先に行ったら、そこはなんと男子校でした2

『 スクールカースト制 』



説明:スクールカーストとは?

スクールカーストは、一軍(上位軍)、二軍(一軍の取り巻き、一軍より一歩手前)、三軍(中位軍)、四軍(下位軍)という4つのカーストに分けられている。(3つの場合もある)
一軍:圧倒的な実力、文武両道、全ての科目において常に最高の成績を取る。権力、財力などももちろん完璧。全員国宝級イケメン。

二軍:成績優秀であり、顔も良いが、一軍より劣る。一歩手前の存在、一軍の取り巻きである。

三軍:中位軍。成績、顔も全て普通、少しでも目立ったら四軍に落とされる。処世術、空気を読む事が一番重要な地点にいる。

四軍:最底辺。もちろん成績が悪く、顔も良くない。取り柄がない、一軍、二軍に下僕として扱われる。毎日のようにストレス解消、暴力や暴言を吐かれる道具。

────説明終了────


ここで絶対生きていけない……

そもそも僕何軍?

哀銘くんは、何軍なんだろ……

次の瞬間、放送が鳴った。

『外部生発表。』

凛とした声が、学校全体に響く。

茶髪やクール系美男子は、どうでもいいようにスマホやピアスを触っている。

外部生って……、僕の事じゃん。……多分。

『今年は、3名の生徒が外部入学しました。
一人目、夏沢 琉叶、一軍。』

周りのイケメン達が、興味を持ったようにスピーカーの方へ目を向ける。

んんん……?

普通に一軍って言われたら怯えるものじゃ?

いや、動揺しないって事は、こいつら一軍?

じゃあ僕は圧倒的な実力を持つ彼らの、そばにいる─────弱者じゃない?

なんだが焦燥感を感じながらも、スピーカーに聞き耳を立てる。

『二人目、五十嵐 凪、一軍。』

こいつも一軍じゃん……

どどどどうしよ?

プレッシャーエグいって……

『三人目』

「……っ」

思わず目を閉じる。

『録咲 萌、四軍。』

終わっ、た……。

僕の15年間の人生、さよなら。

いじめ、られる……?

ていうかいじめられたことないから知らないけど、無理無理無理っ!

イケメン達の視線が、僕に突き刺さる。

「……お前、録咲 萌だろ?」

茶髪ピアスが近づいてくる。

さっきまでのチャラい雰囲気は完全に消え、ゴミを見るような目で僕を見下ろす。

「見て見てぇ。ゴミが神域の道歩いてるぅ。」

茶髪ピアスの後ろから出てきたふわふわしてる男子。

「葵。奴隷に近づくと汚れるぞ。」

真顔で「葵」と呼ばれたふわふわ系男子に言う。

いや、なんなの?

ゴミとか奴隷とか、汚れるとかっ……!

四軍ってそんな人権とか尊厳ないの?

怒りが限界になる。

そして、僕は笑顔をなるべく保ちながら、にこりと微笑む。

「お前ら、調子乗ってんじゃないの?」

自分でも想像がつかないほどの低い声が出た。

~~~~ ~~~~

< 4 / 6 >

この作品をシェア

pagetop