偶然の再会から外交官の溺愛が止まりません
「さっき、春花の髪を乾かしているのを見たら、羨ましくなって。ありがとう」
今なら正直な気持ちでいろいろ話せる気がした。
「私も、今日はありがとうございます。正直驚いたけど、春花がとても喜んでいたから。けど、東條さんはお忙しいんじゃないですか? 私たち母娘のためにそこまでお時間を割かなくても大丈夫ですよ」
東條が振り返る。
いつもはきれいにセットされている前髪が自然に降りて、目元にかかっていた。
その隙間から突き刺すほどの強い視線に依織はくらりとする。
(なんでこの人はどこまでも整っていて綺麗なの?)
いつものキリッとしたスーツ姿も、今のようにラフな姿も。
どんな姿でもこの人に惹かれてたまらないのだと自分の気持ちをいやでも突きつけられる。
頬が熱を持っていて、顔が赤くなっているのが分かった。
「突き放すくせに、そんな顔をするなんて……ズルくないか」
「突き放してなんて……」
赤くなった頬に東條のすらっとした長い指先が触れる。
触れられたところはまるで熱を持ったかのように感じる。強い光を放つ瞳から目が離せない。
今なら正直な気持ちでいろいろ話せる気がした。
「私も、今日はありがとうございます。正直驚いたけど、春花がとても喜んでいたから。けど、東條さんはお忙しいんじゃないですか? 私たち母娘のためにそこまでお時間を割かなくても大丈夫ですよ」
東條が振り返る。
いつもはきれいにセットされている前髪が自然に降りて、目元にかかっていた。
その隙間から突き刺すほどの強い視線に依織はくらりとする。
(なんでこの人はどこまでも整っていて綺麗なの?)
いつものキリッとしたスーツ姿も、今のようにラフな姿も。
どんな姿でもこの人に惹かれてたまらないのだと自分の気持ちをいやでも突きつけられる。
頬が熱を持っていて、顔が赤くなっているのが分かった。
「突き放すくせに、そんな顔をするなんて……ズルくないか」
「突き放してなんて……」
赤くなった頬に東條のすらっとした長い指先が触れる。
触れられたところはまるで熱を持ったかのように感じる。強い光を放つ瞳から目が離せない。