偶然の再会から外交官の溺愛が止まりません
「話さなくてはいけないことが、たくさんあるな」
「ええ……」
東條は一旦ソファを立つと、キッチンに向かう。依織もなんとなくついていった。
東條がカウンターの横に置いてあった、電気ケトルの電源を入れている。
「カモミールティーがある。ティーバッグだが、それでいいかな?」
「あ、手伝います」
「大丈夫だよ。お湯を注ぐだけだ。ああ、後ろのキャビネットからティーバッグを出してくれると助かるかな」
「はい」
依織がティーバッグを出している間、東條はカップボードからマグカップを二個取り出した。
それは以前に二人が交際していた時、依織が東條の部屋で使っていたものだった。
じっとカップを見つめていると、東條がその視線に気づいて苦笑した。
「未練がましいと思わないでくれ。俺にとっては思い出の品で、とても大切なものなんだ」
本当に嫌いで別れたのではなかったんだとしみじみ感じた。
カップにお湯を注いだ東條は依織にカップを渡す。
「ありがとうございます」
さっきよりもっと距離が近づいたような気がした。キッチンで立ったまま二人で横に並ぶ。お互いの顔が見えないからこれくらいの方が依織も安心できた。
「ええ……」
東條は一旦ソファを立つと、キッチンに向かう。依織もなんとなくついていった。
東條がカウンターの横に置いてあった、電気ケトルの電源を入れている。
「カモミールティーがある。ティーバッグだが、それでいいかな?」
「あ、手伝います」
「大丈夫だよ。お湯を注ぐだけだ。ああ、後ろのキャビネットからティーバッグを出してくれると助かるかな」
「はい」
依織がティーバッグを出している間、東條はカップボードからマグカップを二個取り出した。
それは以前に二人が交際していた時、依織が東條の部屋で使っていたものだった。
じっとカップを見つめていると、東條がその視線に気づいて苦笑した。
「未練がましいと思わないでくれ。俺にとっては思い出の品で、とても大切なものなんだ」
本当に嫌いで別れたのではなかったんだとしみじみ感じた。
カップにお湯を注いだ東條は依織にカップを渡す。
「ありがとうございます」
さっきよりもっと距離が近づいたような気がした。キッチンで立ったまま二人で横に並ぶ。お互いの顔が見えないからこれくらいの方が依織も安心できた。