偶然の再会から外交官の溺愛が止まりません
 春花はお気に入りの部屋に住むことができ、さらに東條も一緒なのだと知って、見たことがないほどはしゃぐ。

 保育園については学年が変わるまでは、今のところへ通うことにして、学年が変わるタイミングで東條家と縁のある幼稚園への入園を検討しようと東條と話した。
 

 二週間ほどあとのパーティ当日、春花はホテルのシッターサービスを利用して預かってもらうことになっていた。

 シッターサービス用の部屋は遊ぶものもたくさんあり、部屋に入ると早速気に入ったおもちゃの前に春花は座っている。気に入ったようだ。

 隣にはいつものぬいぐるみを抱えている。
 以前、東條に購入してもらったものだった。
「春花、また迎えにくるからな」
「またあとでね」
「はーい」

 お願いします、とシッターにその場を頼み、依織と東條一旦準備のために東條がリザーブした客室に向かう。

 スイートルームにはすでに依織のためのドレスやアクセサリー、東條のためのタキシードが置いてある。
 リビングテーブルには生花も飾ってあって、華やかで可愛らしい。

 黒の艶のある生地を使用したノッチドラペルというビジネススーツに近い形のタキシードはスマートな印象の東篠によく似合う。
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