偶然の再会から外交官の溺愛が止まりません
「ありがとうございます。両親が就職のお祝いで贈ってくれたもので、とても大切なものだったんです」
心からの笑顔を依織は東條に向ける。
東條もそれを見て嬉しそうに笑った。
「無事お届けできてよかった」
「探していたんです。本当にありがとうございます!」
「交流会の会場を出たところで落ちていたことに気づいて。その場でお渡しできず、俺も忙しくしていて、お届けが遅くなり申し訳ありませんでした」
その場で申し訳なさそうに東條が頭を下げるのに、依織は首を横に振った。
「いいえ。無事に帰ってきたことが嬉しいので。本当に感謝しています」
失くしたと思っていたものが帰ってきて、依織は本当に嬉しかった。
大切なものだし、失くしたと知ったら、両親もきっと悲しい思いをするかもしれないと心配だったから。
心から喜ぶ依織を東條がじっと見ていたことに気づいていなかった。
「あ、お礼を……」
「そんなことは構わないです」
「でも、本当に嬉しかったのでお礼をしたいのです」
東條は少し考え、にっこり笑った。
「それでは今度、一緒に食事に行きませんか?」
「え?」
それはお礼になるのだろうか?
東條はスーツの内ポケットからスマートフォンを取り出した。
「電話番号をお聞きしてもいいですか?」
「あ……はい」
依織が番号を伝えると、東條はその番号を打ち込んでいく。
その時音を消して、バイブレーションモードにしてある依織のスマートフォンがポケットで着信を知らせた。
「今、着信したのが俺の番号です。登録しておいてくださると嬉しい」
「分かりました」
心からの笑顔を依織は東條に向ける。
東條もそれを見て嬉しそうに笑った。
「無事お届けできてよかった」
「探していたんです。本当にありがとうございます!」
「交流会の会場を出たところで落ちていたことに気づいて。その場でお渡しできず、俺も忙しくしていて、お届けが遅くなり申し訳ありませんでした」
その場で申し訳なさそうに東條が頭を下げるのに、依織は首を横に振った。
「いいえ。無事に帰ってきたことが嬉しいので。本当に感謝しています」
失くしたと思っていたものが帰ってきて、依織は本当に嬉しかった。
大切なものだし、失くしたと知ったら、両親もきっと悲しい思いをするかもしれないと心配だったから。
心から喜ぶ依織を東條がじっと見ていたことに気づいていなかった。
「あ、お礼を……」
「そんなことは構わないです」
「でも、本当に嬉しかったのでお礼をしたいのです」
東條は少し考え、にっこり笑った。
「それでは今度、一緒に食事に行きませんか?」
「え?」
それはお礼になるのだろうか?
東條はスーツの内ポケットからスマートフォンを取り出した。
「電話番号をお聞きしてもいいですか?」
「あ……はい」
依織が番号を伝えると、東條はその番号を打ち込んでいく。
その時音を消して、バイブレーションモードにしてある依織のスマートフォンがポケットで着信を知らせた。
「今、着信したのが俺の番号です。登録しておいてくださると嬉しい」
「分かりました」