偶然の再会から外交官の溺愛が止まりません
胸がいっぱいになりながら、かろうじて笑顔を浮かべる。
「お仕事中ですよね?」
東條はにっと笑った。
「だから、早く終わらせて帰ろう」
今までの東條からは考えられない発言。
それでもこの人は何かあったら、きっと責務を果たす。それは分かっていることだった。
むしろそんな東條だからこそ、これからも支えていきたいと依織は思っているのだ。
「そうですね!」
依織は心から思いきりの笑顔を返した。
翌朝、キッチンに立つ依織の背後から静かに腕が回ってくる。
「……早くないか?」
耳元に低い声。ドキドキする気持ちを抑えながら依織が答えようとする前にキスされた。
依織から甘やかな呼吸が漏れると東條は満足そうに身体を離す。
エプロン姿を愛でたいだけなのだと、依織は知らない。
「ん? 弁当?」
「ええ。今日は春花の幼稚園はお弁当の日なんですって」
ひょいっと東條が皿の上に分けて置いていた卵焼きの端切れを口に入れる。
それはお弁当箱に入れないことが分かっているからだ。
「うまい。俺もほしいな。弁当……」
「お仕事中ですよね?」
東條はにっと笑った。
「だから、早く終わらせて帰ろう」
今までの東條からは考えられない発言。
それでもこの人は何かあったら、きっと責務を果たす。それは分かっていることだった。
むしろそんな東條だからこそ、これからも支えていきたいと依織は思っているのだ。
「そうですね!」
依織は心から思いきりの笑顔を返した。
翌朝、キッチンに立つ依織の背後から静かに腕が回ってくる。
「……早くないか?」
耳元に低い声。ドキドキする気持ちを抑えながら依織が答えようとする前にキスされた。
依織から甘やかな呼吸が漏れると東條は満足そうに身体を離す。
エプロン姿を愛でたいだけなのだと、依織は知らない。
「ん? 弁当?」
「ええ。今日は春花の幼稚園はお弁当の日なんですって」
ひょいっと東條が皿の上に分けて置いていた卵焼きの端切れを口に入れる。
それはお弁当箱に入れないことが分かっているからだ。
「うまい。俺もほしいな。弁当……」