偶然の再会から外交官の溺愛が止まりません
部下の二等書記官が慌てて東條に声をかけてくる。
「東條さん、そろそろ出ないと間に合わなくなります!」
「会場はソシアルグランドでしたね」
デスクの上を片付けながら東條は部下に確認をする。
「はい! 先方からはお迎えの車が玄関に来ているそうですので、お願いいたします」
「了解しました。今日は直帰します」
周りにも一声かけて、執務室を出た。
正面入口を出たところでハイヤーが待っており、運転手に声をかけられる。
「東條さまですね?」
「はい。よろしくお願いいたします」
運転手が丁寧な仕草で開けた後部座席に座り、東條はタブレットを取り出してスピーチの確認を始めた。
対外文化発信プロジェクトの交流会では東條のところへひっきりなしにいろんな人たちが挨拶に来た。
こういった場所での顔繋ぎも業務のひとつであることは十分に承知しているため、東條はそつなく対応する。
その時だ。
「あの、失礼いたします。私、グローバルリンクツアーズの者ですが……」
東條にそう声をかけてきたのは、受付を担当していた女性だった。
「ああ、さっきの受付の」
一瞬、東條は身構える。
「東條さん、そろそろ出ないと間に合わなくなります!」
「会場はソシアルグランドでしたね」
デスクの上を片付けながら東條は部下に確認をする。
「はい! 先方からはお迎えの車が玄関に来ているそうですので、お願いいたします」
「了解しました。今日は直帰します」
周りにも一声かけて、執務室を出た。
正面入口を出たところでハイヤーが待っており、運転手に声をかけられる。
「東條さまですね?」
「はい。よろしくお願いいたします」
運転手が丁寧な仕草で開けた後部座席に座り、東條はタブレットを取り出してスピーチの確認を始めた。
対外文化発信プロジェクトの交流会では東條のところへひっきりなしにいろんな人たちが挨拶に来た。
こういった場所での顔繋ぎも業務のひとつであることは十分に承知しているため、東條はそつなく対応する。
その時だ。
「あの、失礼いたします。私、グローバルリンクツアーズの者ですが……」
東條にそう声をかけてきたのは、受付を担当していた女性だった。
「ああ、さっきの受付の」
一瞬、東條は身構える。