偶然の再会から外交官の溺愛が止まりません
3.
二人が結ばれた日から互いの家を行き来するようになった。
最初自宅へ招く時、東條の家ほど広くないからと言ったものの、依織の1DKの部屋さえ東條には楽しいようだった。
「来週からちょっと気の抜けない仕事に入るから、忙しくなるかもしれない」
依織の部屋で一緒に映画を観ていて、東條に後ろから抱き込まれるようにして座っている。
ちょうどエンドロールが流れる頃、東條がそんなことを言い出した。
「大変なお仕事ですか?」
「そうだな……」
言葉を濁した東條に、きっと外部には漏らせない話なんだろうと依織は察する。
「仕方ないですね」
依織の胸の前で交差された腕がぎゅうっと抱きしめてくる。
「俺は会えなくて、寂しいけど」
「私も寂しいですけど、東條さんが必要とされてるお仕事なんですよね?」
「まあ、そうだ」
「我慢しますよ」
深い息を吐かれた音を背中越しに感じる。
依織が振り返ると、東條は苦笑して髪をかき上げたところだった。
最初自宅へ招く時、東條の家ほど広くないからと言ったものの、依織の1DKの部屋さえ東條には楽しいようだった。
「来週からちょっと気の抜けない仕事に入るから、忙しくなるかもしれない」
依織の部屋で一緒に映画を観ていて、東條に後ろから抱き込まれるようにして座っている。
ちょうどエンドロールが流れる頃、東條がそんなことを言い出した。
「大変なお仕事ですか?」
「そうだな……」
言葉を濁した東條に、きっと外部には漏らせない話なんだろうと依織は察する。
「仕方ないですね」
依織の胸の前で交差された腕がぎゅうっと抱きしめてくる。
「俺は会えなくて、寂しいけど」
「私も寂しいですけど、東條さんが必要とされてるお仕事なんですよね?」
「まあ、そうだ」
「我慢しますよ」
深い息を吐かれた音を背中越しに感じる。
依織が振り返ると、東條は苦笑して髪をかき上げたところだった。