偶然の再会から外交官の溺愛が止まりません
待つことが迷惑なら、依織にもう選択肢はない。
忘れた方がいいのだと理解はしていた。
それでも、これほどまでに心奪われた人を、簡単に忘れることなんてできないだろうと依織は感じていた。
東條自身ももう来週には日本を発つと言っているのだ。もう、諦めるしか選択肢はない。
依織はバッグの中からスマートフォンを取り出した。
メールアプリを開いて、東條とのやり取りを確認する。
忙しくなると言っていた前までは、頻繁なやり取りや、楽しい履歴があった。
けれど、ここ最近は依織が一方的に送っていることが多かった。
(これを見たら分かるのに……)
大きく息を吐くと、依織は東條の連絡先を削除する。
諦めなくてはという気持ちが一層強くなった。
家に帰ってからも何度も思い出したり、時折涙を浮かべたりしながら、朝を迎えた。
(うわ……すごい顔だわ)
翌朝、鏡をみたら目元が赤くなって腫れている。
この日は念入りに化粧をして会社へ向かった。
「桜葉、いつも資料とか用意してくれてありがとうな。スタートアップの企画があるから、企画会議から参加してみないか?」
それは御堂からの嬉しい声かけだった。
既存の企画ではなくてスタートアップから参加させてもらえるなんて、とても嬉しいことだ。
「本当ですか? ぜひ参加したいです!」
「うんうん。では午前中の会議には一緒に参加してもらおう」
忘れた方がいいのだと理解はしていた。
それでも、これほどまでに心奪われた人を、簡単に忘れることなんてできないだろうと依織は感じていた。
東條自身ももう来週には日本を発つと言っているのだ。もう、諦めるしか選択肢はない。
依織はバッグの中からスマートフォンを取り出した。
メールアプリを開いて、東條とのやり取りを確認する。
忙しくなると言っていた前までは、頻繁なやり取りや、楽しい履歴があった。
けれど、ここ最近は依織が一方的に送っていることが多かった。
(これを見たら分かるのに……)
大きく息を吐くと、依織は東條の連絡先を削除する。
諦めなくてはという気持ちが一層強くなった。
家に帰ってからも何度も思い出したり、時折涙を浮かべたりしながら、朝を迎えた。
(うわ……すごい顔だわ)
翌朝、鏡をみたら目元が赤くなって腫れている。
この日は念入りに化粧をして会社へ向かった。
「桜葉、いつも資料とか用意してくれてありがとうな。スタートアップの企画があるから、企画会議から参加してみないか?」
それは御堂からの嬉しい声かけだった。
既存の企画ではなくてスタートアップから参加させてもらえるなんて、とても嬉しいことだ。
「本当ですか? ぜひ参加したいです!」
「うんうん。では午前中の会議には一緒に参加してもらおう」