偶然の再会から外交官の溺愛が止まりません
出産した時のことだ。
「桜葉さん、出産おめでとう!」
「元気そうだな」
一人で出産をした依織の元を訪ねてくれたのは、先輩と元の上司である御堂だった。
実は先輩があの後、出産を控えた依織に子供の産着などをたくさんくれたので、生まれた時に知らせていたのだ。
「先輩、わざわざありがとうございます。御堂さんも」
ちょうど日中で病室に産んだばかりの春花がいたときだった。
ベビーベッドの中で春花はすやすやと眠っている。
「女の子だったんだよね? 春花ちゃん?」
ベッドにつけられた名札を見て、先輩が名前を呼ぶ。
『春花』という名前は生まれた季節が春だったこともあったが、悠臣から悠の一文字をもらって、もじってつけたものだ。
「うちの子もこんな頃あったんだよね。抱っこしていい?」
手を消毒した先輩が、ベビーベッドの上の春花にそっと触れる。
「もちろんです。お願いします」
さすがに先輩は経験者なだけあって、抱き方も安定していて上手だった。
春花も安心したように眠っている。
「ふあー、赤ちゃんの匂いがする。御堂さんも抱いてみますか?」
「いいか?」
「ええ、もちろん」
「桜葉さん、出産おめでとう!」
「元気そうだな」
一人で出産をした依織の元を訪ねてくれたのは、先輩と元の上司である御堂だった。
実は先輩があの後、出産を控えた依織に子供の産着などをたくさんくれたので、生まれた時に知らせていたのだ。
「先輩、わざわざありがとうございます。御堂さんも」
ちょうど日中で病室に産んだばかりの春花がいたときだった。
ベビーベッドの中で春花はすやすやと眠っている。
「女の子だったんだよね? 春花ちゃん?」
ベッドにつけられた名札を見て、先輩が名前を呼ぶ。
『春花』という名前は生まれた季節が春だったこともあったが、悠臣から悠の一文字をもらって、もじってつけたものだ。
「うちの子もこんな頃あったんだよね。抱っこしていい?」
手を消毒した先輩が、ベビーベッドの上の春花にそっと触れる。
「もちろんです。お願いします」
さすがに先輩は経験者なだけあって、抱き方も安定していて上手だった。
春花も安心したように眠っている。
「ふあー、赤ちゃんの匂いがする。御堂さんも抱いてみますか?」
「いいか?」
「ええ、もちろん」