偶然の再会から外交官の溺愛が止まりません
二人の間に柔らかい空気が流れたような気がした。
「どうぞ、私のことは気にしないでお召し上がりくださいね」
「はい」
見ていると、東條の仕草は立食式であっても品があり、見とれてしまいそうな所作だった。
さすがに外務省の高官ともなると、こういう場にも慣れているのかもしれない。
とてもスマートな人で一緒にいてほしいと言われたものの、依織は少し鼓動が高鳴るのを感じた。
(ん……? どきっとした?)
それには気づかないフリをする。
「桜葉さんはグローバルリンクツアーズさんでは何をしているんですか?」
居心地が悪くならないようにか、東條は依織に優しく聞いた。
「私は海外企画部で事務をしています。海外企画部というのはインバウンドの旅行客の誘致などを担当しているんです」
「事務なんですね」
「いつかは企画に携わりたいとは思っていますけれど」
それは依織の夢だった。
「いつか海外から来るお客様のための企画をしたいんです。日本に来た海外のお客様に楽しんでもらいたくて」
瞳を輝かせてそう話す依織を見て、東條は目元を微笑ませる。
「でしたら、ここでたくさん交流しておくといいですね。ここでは日本の文化に関わる人もたくさん来ていますから」
「どうぞ、私のことは気にしないでお召し上がりくださいね」
「はい」
見ていると、東條の仕草は立食式であっても品があり、見とれてしまいそうな所作だった。
さすがに外務省の高官ともなると、こういう場にも慣れているのかもしれない。
とてもスマートな人で一緒にいてほしいと言われたものの、依織は少し鼓動が高鳴るのを感じた。
(ん……? どきっとした?)
それには気づかないフリをする。
「桜葉さんはグローバルリンクツアーズさんでは何をしているんですか?」
居心地が悪くならないようにか、東條は依織に優しく聞いた。
「私は海外企画部で事務をしています。海外企画部というのはインバウンドの旅行客の誘致などを担当しているんです」
「事務なんですね」
「いつかは企画に携わりたいとは思っていますけれど」
それは依織の夢だった。
「いつか海外から来るお客様のための企画をしたいんです。日本に来た海外のお客様に楽しんでもらいたくて」
瞳を輝かせてそう話す依織を見て、東條は目元を微笑ませる。
「でしたら、ここでたくさん交流しておくといいですね。ここでは日本の文化に関わる人もたくさん来ていますから」