男装して逃げた先は、生徒会の王子寮でした。

心臓が止まりそうになる。



“隠してる”


何を疑われている?



性別?過去?


頭が真っ白になる。



琉生はふっと息を吐いて、軽い声に戻した。


「冗談だよ。行っておいで。宗雅先輩が待ってる」



息を飲んだ。


「宗雅先輩……?」


「うん。風呂の管理してるからね」



琉生は廊下の奥を指した。


「ほら、浴室の前にいるよ」
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