男装して逃げた先は、生徒会の王子寮でした。

鍵をかけたのも、時間を与えたのも、全部宗雅だ。



宗雅は、月城を管理していると言った。


けど、あれは管理じゃない。



……守ってる。



宗雅はいつも誰かを守る立場にいる。


だから余計に、自分が守っていることを認めない。



宗雅も、面倒な性格だ。


俺はその背中を見て、少しだけ思った。



浴室の扉が開く音がした。


月城が出てくる。
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