男装して逃げた先は、生徒会の王子寮でした。

“孤独”


その通りすぎて、否定できない。



隼人が面倒そうに言った。


「歓迎会とか、騒がしくなるだけだろ」



琉生は笑う。


「でも面白そうじゃない?凪くんがどんな人か、もっと知りたいし」


その言葉に心臓が跳ねた。



“知りたい”


その言葉は危険だ。



冬真が静かに言った。


「……俺は、どっちでもいい」
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