男装して逃げた先は、生徒会の王子寮でした。

ソファの端に座り、なるべく小さくなった。



玲央が私にジュースを差し出す。


「はい、凪くん。飲める?オレンジ」


「……ありがとうございます」



受け取って、一口飲む。


甘酸っぱさが喉を通る。


少しだけ、落ち着く。



玲央が笑った。


「よし、じゃあ歓迎会っぽいことしよ!

自己紹介!改めて!」
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