男装して逃げた先は、生徒会の王子寮でした。

でも宗雅は、深く息を吐いただけだった。


「……だから、謝るな」



低い声だった。


私はその言葉が怖いのか、優しいのか、分からなかった。



案内された部屋は、思っていたよりずっと広かった。



ベッド。


机。


クローゼット。


そして、大きな窓。



おそらく、普通の寮よりも明らかに整っている。
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