男装して逃げた先は、生徒会の王子寮でした。

宗雅は私の方へ一歩近づいた。



距離が縮まる。


息が詰まり、思わず後ずさりそうになるのを必死で耐えた。



宗雅は私の顔を覗き込むように見た。



「……月城。お前、特待生なんだろ」


『……はい』


「なら結果を出せ。ここにいる以上、お前は生徒会の看板の一部になる」



目を伏せた。
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