男装して逃げた先は、生徒会の王子寮でした。

宗雅は隼人を睨んだ。


「隼人」



「……っ、はいはい」


隼人は肩をすくめて、目を逸らす。



宗雅は私に視線を戻した。


「月城。今日からお前は、この寮の一員だ」



言葉を失った。



“一員”


そんな言葉、自分に向けられるものじゃない。
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