男装して逃げた先は、生徒会の王子寮でした。

宗雅は淡々と告げる。


「今から共用スペースに全員来い。寮の規則と生活の説明をする」



宗雅が背を向けて、廊下を歩き出す。


玲央が私の肩を軽く叩いた。



今度は避けなかった。


いや、避ける余裕がなかっただけかもしれない。



「ほら行こ。宗雅、最初は怖いかもだけど、そのうち慣れるから」


玲央は笑う。



小さく頷いて、皆の後ろをついて歩き出した。
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