結婚したら義母3人と夫の愛人2人が屋敷に住んでいました(全員まとめて追い出します)【短編】
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ディアナが屋敷に来て馬車馬のように働いて、半年が経った。
「ディアナさん、今度のお茶会のサンドイッチなのだけど……」
「もちろん、南部地方の最高級きゅうりを手配しましたので!」
「お嫁さ〜ん、最近ギュンターの集中力が続かなくて……」
「適度に運動を挟むと良いですよ。あとは偏食をやめてもっと栄養を摂りましょう!」
「ディアナー、夜会のドレスどっちが良いと思う〜?」
「お義母様は可愛らしいお顔なので、ピンクのほうがお似合いですよ!」
「若奥様、領地の収穫の件ですが……」
「あら、丁度良かった。昨晩、今期の計画書を作ったのよ。これから会議を開きましょう!」
ディアナはすっかり屋敷に馴染み、今では義母からも使用人からもとても頼られる存在となっていた。
ちなみに、愛人二人とも憎まれ口を叩きながらも一応は良好な関係を築いている。
『若奥様』は屋敷の中心になっていて、家のことを切り盛りしていた。
夫のアルベルトも屋敷や領地のことは全てディアナに任せて、王宮の仕事と、愛人たちと遊ぶのに励んでいた。
さて、そろそろ頃合いかと、ディアナはついに動き始めた。