クールな機長は契約恋人の副操縦士を離さない
「そろそろ泣き止んだらどうだ?」
隣に座る隼人さんが苦笑いを浮かべながら、私にティッシュを差し出す。
今私は隼人さんに連れて来られた豪華なスイートルームにいる。パーティーの後、連れて来られたものの、昂った涙がどうしても止まらないのだ。
「だって……隼人さんが迎えてに来てくれたのが嬉しくて。それに、会社も買収されないで済んだし」
隼人さんがトントンと優しく私の肩を叩く。
「瑞希のおかげだよ」
「私は何もしていませんよ」
「そんなことはない。俺を信じてくれただろう。だから俺は頑張れたんだ」
「……隼人さん。あっ! 私も隼人さんに伝えたいことがあったんだ」
まだフロリダでのことを伝えられていなかった。今日こそ、絶対に伝えたい。
「あの、フロリダの訓練所ではありがとうございました。隼人さんと初めてペアを組んだ時に、私を救ってくれた副操縦士の方だって、気づいたんですけど、中々お礼が言えなくて。だから、あの、五年前は本当にありがとうございました!」
一気にそう口にすると、一瞬の静寂の後、隼人さんが盛大に笑い出した。
「お前、天然だろ。この状況でお礼か?」
「だって、私が隼人さんを好きなことはもう知られている訳だし。他に言うことはお礼くらいしか」
いきなり隼人さんの唇が重なった。
「……うんっ」
驚いて身を引こうとするけど、容赦ないキスが落ちてくる。
「隼人……さんっ」
とろけるようなキスをされて身体の芯が熱くなる。
気づけば私はソファに押し倒されていた。
「嫌か?」
私の上に覆いかぶさった隼人さんが聞いてくる。
「嫌じゃないですけど……でも、まだ隼人さんの気持ち聞いてないから」
隼人さんがハッとしたように目を見開き、大切なものを扱うように頬に触れた。
「好きだよ。フロリダの訓練所で瑞希に会ってから、ずっと俺の心にいた」
「え! 隼人さん、私に会ったってどういうこと?」
私はフロリダの訓練所で隼人さんの顔を見た記憶はない。
隣に座る隼人さんが苦笑いを浮かべながら、私にティッシュを差し出す。
今私は隼人さんに連れて来られた豪華なスイートルームにいる。パーティーの後、連れて来られたものの、昂った涙がどうしても止まらないのだ。
「だって……隼人さんが迎えてに来てくれたのが嬉しくて。それに、会社も買収されないで済んだし」
隼人さんがトントンと優しく私の肩を叩く。
「瑞希のおかげだよ」
「私は何もしていませんよ」
「そんなことはない。俺を信じてくれただろう。だから俺は頑張れたんだ」
「……隼人さん。あっ! 私も隼人さんに伝えたいことがあったんだ」
まだフロリダでのことを伝えられていなかった。今日こそ、絶対に伝えたい。
「あの、フロリダの訓練所ではありがとうございました。隼人さんと初めてペアを組んだ時に、私を救ってくれた副操縦士の方だって、気づいたんですけど、中々お礼が言えなくて。だから、あの、五年前は本当にありがとうございました!」
一気にそう口にすると、一瞬の静寂の後、隼人さんが盛大に笑い出した。
「お前、天然だろ。この状況でお礼か?」
「だって、私が隼人さんを好きなことはもう知られている訳だし。他に言うことはお礼くらいしか」
いきなり隼人さんの唇が重なった。
「……うんっ」
驚いて身を引こうとするけど、容赦ないキスが落ちてくる。
「隼人……さんっ」
とろけるようなキスをされて身体の芯が熱くなる。
気づけば私はソファに押し倒されていた。
「嫌か?」
私の上に覆いかぶさった隼人さんが聞いてくる。
「嫌じゃないですけど……でも、まだ隼人さんの気持ち聞いてないから」
隼人さんがハッとしたように目を見開き、大切なものを扱うように頬に触れた。
「好きだよ。フロリダの訓練所で瑞希に会ってから、ずっと俺の心にいた」
「え! 隼人さん、私に会ったってどういうこと?」
私はフロリダの訓練所で隼人さんの顔を見た記憶はない。